AIという言葉は、今では当たり前のように使われる言葉になりつつあります。AIの登場によって、大きなメリットとなることもありますが、当然ながらそれとは反対に大きなデメリットとなることもあります。そして、AIの登場によって世の中の当たり前自体が変わりつつもあります。
先日観ていたTVでマツコ・デラックスさん(以下、「マツコさん」と記載)が話していたエピソードでそのことを大きく感じる出来事がありましたので、今回記事にしたいと思います。
銀行員の悲しいエピソード
あるテレビ番組でマツコさんが、銀行に勤めている友人との会話のエピソードを話していました。そのテレビ番組は、「ホン〇でっか!?TV」です。
私がテレビの電源を付けた時、そのテレビ番組の話題は「ネットバンク」についてでした。
その内容を簡単にお伝えすると、今ではネットバンクの普及によって、銀行の支店に行けない「銀行難民」という人たちが急増しているという内容でした。
どういうことかというと、ネットバンクの普及によって、振込みや税金を納めるなど、これまで支店で行っていたことがネットで出来るようになってきているということ。その上、AI(人工知能)の普及によって、支店の業務がどんどん減ってきていて、支店が必要なくなってきているということでした。
銀行の支店は、採算の取れない地方からどんどん閉鎖しているため、地方に住むお年寄りが近くに銀行の支店が無く、困っているという状況が発生しているようです。
この情報を聞いたマツコさんが、ポロっと銀行員の人との会話のエピソードを話し始めました。その内容はというと、銀行員の人たちが次のようなことを言っていたそうです。
「せっかく良い大学出て、頑張って入ったのに、あと3~4年もしたらリストラされるかもしれない。」
ちなみに、マツコさんがこのエピソードを話していた時の動画がこちらです。
このエピソードを聞いたとき、時代は大きく変わってきているということを改めて実感しました。
以前までは、エリートとも言われていた銀行員ですが、今では無くなりつつある仕事の一つになってきているということですね。
実際に、2018年に女性セブンが発表した「20年後に無くなる職業ランキングトップ50」では、銀行員窓口係が9位に入っています。(下記画像参照)
(画像参照元:よろず堂通信)
AIに取って代わられる仕事
2045年にシンギュラリティが起こるという話は、すでに有名ですね。あえて説明するまでもないかもしれませんが、シンギュラリティとはAI(人工知能)が人間の能力を超えることを意味しています。この現象が、2045年に起こると世間では話題になっていますね。
実際に、銀行員をはじめ多くの仕事がAIに取って代わられ始めていますので、シンギュラリティが起こる可能性は高いようにも感じます。
47%の仕事がAIに取って代わられる?!
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授は、今後10~20年後には47%の仕事がAIに取って代わられると発表しています。
子どもの65%は今存在しない職業に就いている
さらに、米デューク大学の研究者キャシー・デビッドソンは、「2011年度に小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に、今は存在しない職業に就いているだろう」と発表しているそうです。
AIに取って代わられないと言われている職業
今では、AIに取って代わられる職業が話題となることが多いと思いますが、一方でAIに取って代わられないと言われている職業もあります。
AIは、情報処理能力や計算能力、判断能力、音声・画像解析、機械管理能力などは人間の能力を超える可能性が十分にあると言われていますが、一方で、AIが最後まで人間を超えることができないと言われている能力もあります。
その能力とは、コミュニケーション能力です。
例えば、窓口などで行われるような簡単なコミュニケーションならAIでも十分に可能ですが、営業などのように複雑なコミュニケーションはAIには難しいと言われています。
では、どんな職業が残っていくのでしょうか。それは、今もお伝えしましたが営業の仕事がそれに当たるのですが、実は意外な仕事もAIに取って代わられにくい職業となっています。
それは、多くの人があまり良いイメージを持っていない職業です。
それは、ネットワークビジネスです。
なぜ、ネットワークビジネスがAIに取って代わられにくいのかというと、それは、ネットワークビジネスがコミュニケーションによって成り立っているビジネスだからです。
どういうことかというと、ネットワークビジネスで収益を上げるために必要なことは、周りの人たちを成功させることなのです。
世間的には、ネットワーカーは、自分の家族や友人、知人を利用して儲けるビジネスだと思われがちですが、ネットワークビジネスの世界では自分一人だけが大きく稼げるという状態は存在しません。もし自分が大きく稼いでいる場合なら、必ず自分の周りの人たちもある程度の収益を上げている状態になります。
このように、人間関係を構築して、人の心を動かして、人を成功させるという、かなり高度なコミュニケーションが必要な職業は、今後AIが発展していっても残っていく可能性が非常に高いと言えると思います。
まとめ
この記事では、私が最近、時代のながれを大きく感じた経験を書いてみました。このような個人的に感じた内容で大変恐縮ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。