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定年後、どうなる?!1/4の人たちが生活費さえままならない?!

終身雇用、年金制度の崩壊、副業の解禁など、社会のながれが大きく変わりつつある今、老後の生活に大きな関心が寄せられているように感じます。この記事では、定年後の生活について書いてみました。定年後の生活について気になる人にとって少しでも参考になれば幸いです。

 

1/4の人たちが生活費さえままならない

日本人の定年後1/4は、生活費さえままならない状況だって知ってますか?会社に人生の大半を捧げた後に、まともな生活さえできないなんて信じられないと思いますが、年金の受給額と実際に必要な生活費を見てみるとその理由が見えてきました。

 

現在もらえる年金額

年金の受給額については、厚生労働省が標準的なモデル世帯でもらえる年金額を発表しています。標準的なモデル世帯とは、夫婦2人で、夫は平均的年収で40年間会社に勤め厚生年金に加入、妻は全期間を専業主婦として過ごし、平成30年に老齢年金を受け取る世帯を想定しています。

この場合の年金受給額は22万1277円だそうです。

しかし、年金は給与や勤続年数によって変わります。平成29年度の年金受給額の平均金額は、14万4903円だったそうです。

そのうち、受給者数が一番多かったのが9~10万円で、中には1万円未満の人や30万円以上もらっている人もいるようです。

 

老後の生活費はいくら必要?

では、老後の生活費はどのくらい必要になるのでしょうか?

老後の生活費は、夫婦2人で、少なく見積もって毎月25万円ぐらいは必要だと言われています。この金額を見ていただいて気付いたかもしれませんが、22万円の年金だけでは生活が厳しいということが分かると思います。

現状では、高齢夫婦無職世帯で年金暮らしをしている人たちは、毎月5万円が赤字だそうです。そして、当然ながら、赤字の5万円分は貯蓄を切り崩すことになります。

さらに、ゆとりある老後生活を送ることを考えた場合は、毎月38万円が目安となるようです。

しかし、年齢を重ねていくと必ず病気やケガのリスクが大きくなります。この38万円という金額には、その費用は含まれていません。つまり、毎月38万円のお金があったとしても、満足のいく生活が送れるかというとそうとは限らないということになります。

 

毎月17万円なんて貯金できる?!

先ほど、夫婦2人で老後の生活費は少なく見積もって25万円が必要だとお伝えしました。では、毎月25万円が必要だと考えると、老後にかかる生活費の合計はだいたいどのくらいになるでしょうか?

ここでは、老後は20年間として計算したいと思います。

そうすると、毎月25万円は年間にすると300万円となります。これを20年間継続すると、老後の生活費は合計で6000万円が必要だということになります。

では、平均貯蓄額はどうでしょうか?平成28年度の60代の平均貯蓄額は、1377万6000円だったそうです。

老後に必要とされている生活費6000万円には遠く及ばないことが分かると思います。では、6000万円を貯めるためには毎月どのくらい貯蓄する必要があるのでしょうか?

例えば、今35歳の人が定年(65歳とします)までの30年間で6000万円を貯金するとします。この場合、年間で200万円貯金する必要がありますから、月額に換算すると、毎月約17万円弱を貯金する必要があるということになります。

正直これは、かなり難しい貯金額だと思います。日本人の平均月収が35万円というデータから考えても、生活費、社会保険やローンの支払いなどをしながら、毎月17万円を貯蓄に回すことはほぼ不可能と言えるのではないでしょうか。

 

会社に勤めるメリットとは?

現在では、会社という制度は崩壊しつつあるように感じます。その証拠の一つが、大手企業が次々と副業を解禁していることです。

少し前には、メガバンクの一つみずほ銀行が副業を解禁したとニュースで話題になっていましたよね。これは、一つの会社では一人の一生を養っていくことが難しくなってきたという証拠だと思います。

他には、あのトヨタ自動車が終身雇用制度を維持することは難しいと公に発表していました。あのトヨタでさえ終身雇用制度の維持が難しいということは、他の多くの会社でも同じことが起こると言えると思います。

会社に勤める大きなメリットである終身雇用制度が崩壊しつつある現在、会社に勤めるメリットはあるのでしょうか?

現在会社員の方は、朝早くから夜遅くまで仕事をして、休日返上で仕事をされている方もたくさんいると思います。旅行や遊びの日程を決める時も、会社が優先で自由に決められない人がほとんどだと思います。

そのような自由な時間がない上に、定年後お金に苦労してさらに自由な時間がない生活が待っていると考えると、会社に勤めるのではなく別の生き方を選択した方が良いのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。

これ以上、貴重な人生の時間をお金のために使うのか?

これは個人的な意見なのですが、この社会のながれを見ていると、私たちに本当の人生とは何か?を考え直すように言われているような感じがします。

これまでは、生活のために会社に人生の大半の時間を捧げることが当たり前の時代だったと思います。つまり、お金のために貴重な人生の時間を使ってきた時代だったと思います。

しかし、その結果、その生活に幸せを感じている人はどのくらいいるでしょうか?ほとんどいないと思います。酷い人だと鬱にかかってまともな生活さえ送れない人も出てきています。

終身雇用の崩壊、年金制度の崩壊など、会社に勤めることを考えさせられるような出来事の数々は、私たちにとって人生の貴重な時間の使い方をもう一度考えるように、チャンスを与えてもらっているような気がします。

 

まとめ

この記事では、定年後の生活について書いてみました。定年後の生活や年金について関心がある人にとってこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

 

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