ネットで瞑想の効果について調べていると、リラックス効果、幸福感が得られるなど直接的に実感を得られるようなことが書かれている場合が多いのですが、瞑想を行うことで潜在意識を開発することもできます。そのためには、潜在意識がどんなものなのかを理解して、瞑想を行う中で潜在意識に意識を向けることで潜在意識を開発することができるようになります。
この記事では、潜在意識を開発するための瞑想のやり方についてお伝えしていきますので、潜在意識を活用できるようになって、目標を叶えたり悩みを解決したりしたいと思っている人にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
潜在意識とは?
まず、潜在意識についてお伝えしたいと思います。
潜在意識は、weblioには次のように記載されています。
潜在意識とは、過去の経験などによって無意識のうちに蓄積された価値観、習慣、思い込みから形成された、自覚されていない意識である。
潜在意識の「潜在」とは「潜っていて見えないが存在する」といった意味合いの言葉である。潜在意識は意識全体の9割以上を占めるとされ、当人の日常行動・ひらめきや直感、思考、非常時・緊急時の対応などの決定に影響していると言われる。
(参照元:weblio)
顕在意識と潜在意識
意識には、顕在意識と潜在意識の2つがあります。
顕在意識は、普段何かに意識を向けたり、考えて行動したりするときに使っている、あなた自身が意識的に使うことのできる意識のことです。
潜在意識は、その反対で、無意識に働く意識のことを指します。無意識に働くので、一般的に潜在意識を使っているという自覚を持つことはありません。
そして、weblioの引用文にも書かれている通り、潜在意識は意識の90%を占めています。さらに、その情報処理能力は顕在意識の7万5千倍もあります。
瞑想は、この無意識のうちに働く潜在意識に、起きている状態でアクセスできる方法です。
実は、人は普段、脳の3%ほどしか使っていません。そして、脳の3%だけしか使えず一生を終えてしまう人がほとんどです。
まだまだ信じられないほどの力があるのに、それを使わずに人生を終えてしまうのはとてももったないんですよね。
しかし、中には、潜在意識の力を知っていて、それを活用している人たちもいます。この記事では、潜在意識を開発するための方法をお伝えします。
潜在意識を開発するとどうなるのか?
では、潜在意識を開発るするとどうなるのでしょうか?
潜在意識は、奇跡の力とも呼ばれています。
瞑想を行い潜在意識を開発することで、その奇跡の力をあなた自身で自由自在に引き出すことができるようになります。
例えば、潜在意識の代表的な力に引き寄せの法則があります。
引き寄せの法則は、あまりにも有名なので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ロンダ・バーン著の「ザ・シークレット」という本が出版されて大ヒットしましたし、ネットでも多くの情報が公開されていますが、
引き寄せの法則は、自分の望んだ現実を引き寄せることができるという力です。
もし何か達成したい目標があったり、解決したい悩みがあったりする場合は、この引き寄せの法則を理解して使えるようになると、目標達成や悩み解決のために大きな手助けとなると思います。
潜在意識を開発するための瞑想のやり方!
瞑想は、潜在意識を開発するために欠かせない方法です。
潜在意識を開発するための第一歩は、潜在意識の視点を手に入れることです。
瞑想を通して、潜在意識の視点の体験を繰り返していくことで、徐々に潜在意識が開発されていきます。そして、潜在意識の奇跡の力と言われている引き寄せの力も思い通りに活用できるようになっていきます。
ここでは、瞑想のやり方をお伝えするとともに、潜在意識の視点を手に入れるために必要なことについてお伝えしていきたいと思います。
潜在意識の視点とは?
先の項で、人間の意識には顕在意識と潜在意識の2つがあるとお伝えしました。そして、そのうち潜在意識が占める割合は97%だともお伝えしました。
では、人が普段行っている思考は、どちらの力を使っているものなのでしょうか?
実は、思考は顕在意識から来ています。
潜在意識の視点を手に入れるということは、この思考よりも高い視点を手に入れるということです。
では、この思考よりも高い視点を手に入れるとはどういうことでしょうか?
それは、とても単純です。思考しているという自分自身に気づくことができるようになることです。
言い換えると、思考している自分自身を客観的に観れるようになるということです。
例えば、あなたは会社の同僚に対して怒っているとします。
この時、顕在意識のあなたは自分が怒っているということには気づくことができません。ただひたすら相手に対して怒りを感じるだけです。
一方で、潜在意識の視点の場合、ただ会社の同僚に対して怒りを感じるのではなく、怒りを感じている自分自身に気づきその自分自身を客観的に観て行動を判断することができます。
このように、潜在意識の視点を手に入れることは、自分自身を一歩引いて、外側から見れるようになるということです。
そして、瞑想を通して、この潜在意識の視点を繰り返し体感し続けることで、潜在意識は次第に開発されていきます。
潜在意識の視点を手に入れる!思考に気づく瞑想のやり方
ここからは、瞑想のやり方についてお伝えしていきます。
●瞑想のやり方①:環境を整える
初めに、瞑想の集中するための環境を整えましょう。
TVやラジオ、CD、スマホなど、音が出て気がそれる可能性があるものは、電源を切ってください。
そして、部屋を軽く整理整頓します。整理整頓は、本を棚に入れたり、目につくようなゴミを拾ったり、置いてある物の角を整えるなど軽く整理する程度で構いません。
●瞑想のやり方②:姿勢を整える
次に、瞑想を行うための姿勢を整えていきましょう。
初めに結跏趺坐で座ります。もし結跏趺坐ができない人は半跏趺坐という座り方でも構いません。
座ったら少し胸を張るように背筋を伸ばして、肩の力を抜いてリラックスしてください。
そして、手は膝の上に置き、人差し指と親指で輪っかを作ってください。(下の画像参照)
●瞑想のやり方③:呼吸を整える
次は、呼吸を整えていきましょう。
呼吸はいつもより深く長く行うことを意識してみてください。
しかし、あまり深く長く行いすぎると呼吸が苦しくなってしまい逆効果となりますので、いつもより少しだけ深く長く呼吸するようなイメージで行うと良いと思います。
目安としては、2~3秒かけて鼻から息を吸い込んで、2~3秒かけて口から息を吐きだすようにするのがおすすめです。
●瞑想を30分間行う
瞑想の環境と姿勢、呼吸が整ったら、この状態で30分間瞑想を行ってください。
もし30分間は長いという方は、ご自身のできる範囲で時間を設定して無理のない程度で行ってください。
そして、慣れてきたら徐々に時間を伸ばしていきましょう。
潜在意識の視点に気づく!
潜在意識を開発するための瞑想で重要なことは、潜在意識の視点に気づくことです。
そのために簡単にできる方法は、自分自身が思考していることに気づくことです。
瞑想についての質問でよく目にするのが、
「瞑想中は何か考えた方が良いのですか?それとも、何も考えないようにした方が良いのですか?」
という質問です。
瞑想中は、できれば何も考えない無の状態になれるのがベストなのですが、まったく何も考えないということはほとんど不可能で、瞑想すると必ず思考が勝手に出てきてしまうと思います。
このときに無理矢理思考を消そうとしたり、考えないようにしたりしないようにしたりするのではなく、思考している自分自身に目を向けてみてください。
何か考えが浮かんできたときに、「自分は今思考しているのだな」と思うだけで構いません。
実は、この状態のとき、あなたは潜在意識の視点から自分自身を見ている状態を手に入れています。
思考している自分自身に気づけたということは、顕在意識の自分自身を客観的に観ることができている証拠です。つまり、潜在意識の視点で自分自身を見ている状態です。
初めは、なかなか上手くいかないかもしれませんが、何度も練習を繰り返していくことで潜在意識の視点を体感できるようになっていきます。
潜在意識の視点が体感できるようになったら!
潜在意識の視点を何度も体感できるようになったら、次のステップは、潜在意識を思い通りに活用できるようになることです。
そのために必要なことは、こちらの記事に書いていますので、ご興味があればぜひ読んでみてください。
まとめ
この記事では、潜在意識を開発するため瞑想のやり方についてお伝えしました。この記事が、潜在意識を開発して奇跡の力を体験してみたいという人にとって少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。