せっかく苦労して書いた記事がまったく読まれないという経験はしたことありませんか?もし、そのような読者に読まれない記事がある場合には、チェックしておいた方がいいことがあります。
ちなみに、この記事でお伝えする「記事を読んでもらえない」という状態は、アクセスは来るけど記事の内容を読んでもらえない状態のことです。その指標となるのが、Google Analyticsなどのアクセス解析データです。そのデータを見て次の状況が確認できる場合、今回お伝えする内容をチェックしておいた方がいいでしょう。
- ユニークユーザー数はあるのに、ページビュー数が伸びない
(ユニークユーザー数=ページビュー数の状態) - 直帰率が高い(90%以上)
- 読者の滞在時間が短い(1分以下)
このようにアクセスはあるのに記事が読んでもらえないという場合、必ずどこかに原因があります。この記事では、記事が読んでもらえずに悩んでいる場合にチェックすべきことを、私の経験を基にお伝えしたいと思います。
1.過去記事に不具合がないか?
記事が読まれない、特に、過去に書いた記事の滞在時間が短かったり、直帰率が高かったりする場合には、一度過去記事に不具合がないかをチェックしてみるといいと思います。半年前、1年前に書いた記事、301リダイレクトで新しくドメイン変更した記事など、改めてチェックしてみると意外と不具合が発生している可能性があるんです。
このようなことを書いている私ですが、恥ずかしながら、少し前に過去記事の不具合を発見したんです。どんな不具合だったのかというと、
- 画像が表示されていなかった
- リンク切れが起こっていた
この2つの不具合を発見しました。なぜ、このような不具合が起こっていたのかというと、主な原因は半年ほど前に行った301リダイレクトでした。
現在このサイトは、zo-site.comですが、以前はnetworking-world.comというドメインで運営していました。しかし、半年ほど前に301リダイレクトを実行して、現在では、networking-world.comは使わなくなったのでこのドメインを廃止にしたんです。これが原因となって、過去記事、特にnetworking-world.comの時に作成した記事の画像が非表示になっていたり、リンク切れを起こしていたりと不具合が発生していました。
画像が非表示になって一番大きな打撃を受けたのが、マニュアル記事でした。画像のないマニュアル記事を読んでみましたが、内容がまったく入ってこない上、読む気さえなくなってしまうほどで、これでは、読者の滞在率が低いのも納得だと感じました。
リンク切れに関しては、内部リンク以外にも外部リンクで参照元サイトが閉鎖していたり、参考サイトとして紹介していた外部サイトのURLが変更になっていたりして、リンク切れが起こっていたものもありました。
もし、過去記事にアクセスはあるけど、滞在時間が短かったり、直帰率が高かったりする場合、一度確認してみることをおすすめします。
2.読者ニーズは満たしているか?
読者ニーズを満たすことの重要性は、改めて言う必要もないほど当たり前のことですね。しかし、私自身、恥ずかしながら、まだまだ読者ニーズへの理解が浅く、せっかく書いたのに読んでもらえない記事を書いてしまうことが多々あります。
その中の一つがこちらの記事です。
この記事は、大学生でアフィリエイトを始めようと思っている人に向けて書いた記事です。「アフィリエイト 大学生」というキーワードで月間検索数を調べてみると、需要はそれほど多くないみたいですし、この記事自体検索上位に表示されているわけではありませんが、意外とたくさんの読者に訪問してもらっています。しかし、この記事の読者の滞在時間は長くありません。
私自身、大学生でアフィリエイトを始める人たちのニーズを考えて書いたつもりの記事でしたが、まだまだ理解が甘かったのだと痛感させられました。
あなたはどうでしょうか?もし、記事の滞在時間が短く直帰率の高い記事があるのであれば、一度その記事を読み返してみて、読者に読まれない原因を探ってみてください。この読み返して改善することを繰り返していくと、自然と記事の質は上がっていきますし、読者に読まれる記事が書けるようになっていくはずです。
3.オリジナル性はあるか?
記事が読まれない原因として考えられることの一つは、オリジナル性があるかどうかです。言うまでもないことかもしれませんが、読まれる記事を書く上でオリジナル性はかなり重要です。特に、検索サイトから流入してくる読者に読んでもらうためには必要不可欠な要素です。
例えば、あなたがある一つのキーワードをGoogleで検索したとします。しかし、そのキーワードで表示された記事を数記事読んでみると、訪問した記事のほとんどに同じ内容が書かれていたとします。この場合、あなたは1記事目の内容はじっくりと読むかもしれませんが、2記事目以降に訪問した記事はどうでしょうか?
同じ内容が書かれているのにじっくり読もうと思うでしょうか?かなり高い確率ですぐにそのページを閉じてしまうのではないでしょうか。私はこれが、アクセスはあるけど直帰率が高い場合に考えられる原因の一つだと考えています。つまり、同じキーワードで検索結果に表示された他の記事とコンテンツが重複しているために、読者に読んでもらえないということです。
当然ですが、検索サイトからのアクセスの場合、一番上に表示されている記事の方が読者に最初に訪問されやすいですし、じっくりと読んでもらえる確率は高くなります。ちなみに、あなたは、検索順位ごとのクリック率にどれぐらいの差があるかを知っているでしょうか。こちらの記事のデータを参考にさせていただくと、検索順位ごとのCTR(クリック率)は次のようになります。
検索順位(Google) | CTR(クリック率) |
1位 | 31.24% |
2位 | 14.04% |
3位 | 9.85% |
4位 | 6.97% |
5位 | 5.50% |
6~10位 | 3.73% |
このように、検索順位によってクリック率は大きく異なり、上位に表示されているサイトの方がクリックされる確率が高くなります。
「じゃあ、検索結果で1位に表示されればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんね。確かにその通りです。検索結果で1位に表示されれば、それだけで記事を読んでもらえる可能性は高くなります。しかし、検索結果で1位を獲得できるサイトは、当然ながら一つしかありません。
つまり、検索結果に表示されるほとんどの記事にとって検索サイトから流入してくる読者のほとんどが、いくつか同じような内容の記事を読んだ後に訪問してくる可能性が高いということです。たとえ、検索結果の一番上に表示されていたとしても、無数にある記事の中から最初に読まれる確率は非常に低いと言えます。
この状況で、他の記事と重複した内容の記事を書いていれば、読者に読んでもらえる確率が非常に低くなるのは当然のことです。このことから考えると、読者に読んでもらえる記事を書くためには、オリジナル性を出すことがとても重要だと言えるのではないでしょうか。
もし読者から読まれていないと感じる記事があるのであれば、その記事と同じ検索結果に表示されている記事を読んでみて、内容が重複していないか、オリジナル性は出ているかを一度確認してみることをおすすめします。
もし、重複している内容がある場合は、記事を修正して書き換えたり、新たに内容を付け加えたりすることでSEO評価が高まる可能性もあります。ぜひ一度、オリジナル性を確認してみてください。
まとめ
以上が、私の経験を基に考えた、記事が読まれない場合にチェックすべきことです。今回お伝えした内容をまとめると次のようになります。
- 過去記事の不具合をチェックする
⇒301リダイレクトによる画像の非表示やリンク切れは大丈夫ですか?
⇒参照元サイトや参考サイトのリンク切れは大丈夫ですか? - 読者ニーズを満たしているかチェックする
- オリジナル性のある記事になっているかチェックする
⇒他の記事と内容が重複していないですか?
アクセスがある記事は、記事の不具合を改善したり、記事の内容を改善したりすることで、ブログ全体のアクセスアップにつながります。もし、読者に読まれていない記事を発見したら、そのまま放置しておくのではなく、その記事を読者に読んでもらえるように改善していきましょう。
大変だと感じるかもしれませんし、面倒くさいと思うかもしれませんが、このような地道な作業の積み重ねがアクセスアップにつながっていきます。