特化型ブログを始める人の多くは、どんなジャンルにすれば、アクセスも集まって稼げるブログを作ることができるのかと悩む人がいると思います。多くの人が悩む特化型ブログのジャンルの決め方ですが、SEOの視点から考えてみると自然と発見できるようになると思います。
ですから、今回は、SEOの視点から考えた特化型ブログのジャンルの決め方について記事にしてみました。この記事があなたがジャンルを見つけられるきっかけになれたら幸いです。
特化型ブログとは?
文字通り、特定のジャンルに特化したブログのことです。特化型ブログを作成する際には、何か一つのジャンルを選定して、そのジャンルに特化した情報を発信していきます。
例えば、あまり見かけませんが、「自己啓発本」の特化型ブログを作成した場合を考えてみます。では、この場合どんな情報を発信していくことが効果的なのでしょう?
これはただの一例ですが、次のような情報を発信していくことが効果的なのではないでしょうか?
●自己啓発本の紹介
(おおまかな内容、金額、購入可能店舗やサイト)
●より安く手に入れられる方法やサイトの紹介
●それぞれのニーズに合わせた自己啓発本の紹介
(人間関係、恋愛、ビジネス、成功)
●実際に実践してみた実体験や感想、学び、気付き
●他者に薦めて実践してもらった場合、その人の変化
●自己啓発本は本当に効果があるのかどうかについて実体験を踏まえて言及
(自己啓発本が効果があるのかどうか気になっている人が多い)
●自己啓発本の効果があるなら、読者が実践できるように誘導
●自己啓発本の効果がないなら、読者が目標を達成できる他の方法を紹介
これがすべて正解ではありませんが、今私が思いつく限りを上げてみました。このように、読者がそのジャンルに関して欲しいと思うような情報を、幅広く、かつ、具体的に記事にしていくことが、効果のある特化型ブログを作成するためには必要なことではないでしょうか。
では、効果のある特化型ブログを作成するためにはどうすればいいのでしょうか?ここからは、そのための第一歩であるジャンルの決め方について、SEOの視点から考えていきたいと思います。
なぜ、「超初心者必見」と書いたのか?
【理由①】特化型ブログを始める人は、ブログ初心者が多い
特化型ブログについて色々調べてみると、特化型ブログを始める人たちの多くが、これからブログを始めるという人や、これからブログを使って、アフィリエイト収入を上げたり、アドセンス収入を上げていきたいと考えるネットビジネス初心者の人が多いことに気付いたからです。
【理由②】超初心者の人でもSEO評価の高いブログ作りができるから
ブログで収益を上げたいと考える場合、重要視すべきことはやはりSEOだと思います。以前までは、検索順位を上げることだけが目的だったSEO対策でしたが、ここ数年でGoogleのアルゴリズムが大幅に改善されて、読者に有益な情報を発信するブログの評価が高くなるようになってきました。
つまり、SEO評価の高いブログが作れるイコール読者に有益な情報を発信するブログが作れるということです。
しかし、ブログ初心者の人にとっては、読者に有益なブログと言われても具体的にどんなブログが有益なのかイメージが付きづらいかと思います。そんな人にとって一つの基準になるのが、SEOの視点で考えてブログ作りをすることです。そうすることで、具体的にどんなブログが読者にとって有益なのかが判断しやすくなります。
実は、一見難しいように感じるSEO評価の高いブログ作りは、ブログ初心者でも作ることができるし、SEO評価の高いブログを構築することで、ブログ初心者でも自然と読者にとって有益なブログを作ることができます。
この記事では、そのための情報をお伝えしていきますので、少しおおげさかもしれませんが、今回の記事タイトルに「超初心者必見!」と書かせていただきました。
SEO評価の高いブログとは?
では、SEO評価の高いブログとはどんなブログでしょうか?ここでは、サーチコンソールヘルプとGoogleウェブマスター向けガイドラインの情報を基に、どんなブログがSEO評価の高いブログなのかについて考えていきたいと思います。
このSEO評価の高いブログを基準にして特化型ブログのジャンルを決めていくことが、私の考える、特化型ブログ初心者におススメのジャンルの決め方です。
検索エンジン(SEO評価)を意識しない
サーチコンソールヘルプの「品質に関するガイドライン」の基本方針には次の言葉が記載されています。
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか
そして、もうひとつ、Googleウェブマスター向けのガイドラインにも同じような記載があります。次の内容は、Googleがアルゴリズムを書く際に自問する問いかけだそうです。
- サイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
この問いかけでは、当然ながら、「ユーザーの興味に基づいて選択されたもの」の方が評価が高くなるでしょう。
多くの人は、ジャンルを決める時に、多くのアクセスが見込めるジャンルを決めたいと思うはずです。そうでなければ、収益が上がらない可能性がある、または、収益があっても労働に見合わないほど少額な金額になってしまう可能性があるからです。
ですから、人気のあるジャンルや、実際に多くの人が実績を上げているジャンルを探そうとします。しかし、実は、この行為自体がSEO評価の高いブログ作りとはかけ離れてしまう大きな原因なんです。そして、これは当然ながら、読者にとって有益なブログという点からしてもかけ離れてしまうということです。
つまり、多くの人がやっていることと同じように、アクセスが集まるジャンルを探してしまえば、その結果、アクセスも集まらないし、収益も上がらないブログが出来上がってしまう危険性があるということです。
ジャンルを決める時の一つ目のポイントは、検索エンジン(SEO評価)を意識しないことです。
【ジャンルを決めるポイント①】
- 検索エンジン(SEO評価)を意識しない!
- ユーザーの興味に基づいているか
独自性がある
独自性について、サーチコンソールヘルプには次のような文章が記載されています。
ユーザーに付加価値を提供する独自のコンテンツを持つウェブサイトを作成するようアドバイスしています。
そして、Googleウェブマスター向けガイドラインでも、独自性についての記載があります。この内容も、Googleがアルゴリズムを書く際に自問する内容の一つです。
- この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
このことから、特化型ブログのジャンルを選定する際は、独自性があるかどうかがポイントになるでしょう。では、独自性のあるジャンルはどのように選べばいいのでしょうか?それは、次のことを基準にしてジャンルを選定していくと良いと思います。
●アクセス数を気にしない
(自己利益のことは一旦忘れる)
●あなたが得意なことは?
●長く継続していることは?
●他の人から頼りにされることは?
●人から褒められたことがあることは?
●他の人が知らないあなただけの情報を持っていることは?
●人に自信を持って伝えられることは?
●人に話すと、どれだけでも話し続けられてしまうようなことは?
このようなことを考えてジャンルを決めてみるといいのではないでしょうか。今挙げた基準は、私の一意見ですから、必ずしも正解という訳ではありません。他に独自性についてあなたが基準にした方が良いと感じるようなことがあれば、そのことを基準にして決めてみるのも良いと思います。
そして、当然ながら、今私が挙げたことを基準にしてジャンルを決める場合には、すべてのことに当てはまっている必要はありませんし、それぞれの項目について他の人より圧倒的に優れていなければいけないということもありません。
どれか一つに当てはまっていれば十分ですし、その内容も人よりほんの少しでも優れている程度で十分だと思います。むしろ、ほんの少しでも他の人より知っている情報があるのなら、そのことについてどんどん情報発信をしていくべきだと思います。
【ジャンルを決めるポイント②】
- 独自性を出せるジャンルを選ぶ
- 他の人より少しでも優れていれば十分
ユーザーの興味に基づいている
2つ前の項「検索エンジン(SEO評価)を意識しない」の中で、Googleウェブマスター向けガイドラインに次のような記載があることを紹介しました。
- サイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
この中で、ポイントとされているのが、ユーザーの興味に基づいて選択されているか?ということが書かれています。
このことについては、私の個人的な意見をお伝えさせてください。私は、このユーザーに基づいているということに関しては、あまり深く考える必要がないと思っています。
確かにユーザーの興味に基づいてジャンルを決めることはかなり重要なことです。しかし、このことに関しては、ネット上だけの情報ではリサーチに不十分だと思いますし、どんなジャンルがニーズがあるのかは、やはり実際にブログを運営して経験を積んでいかなければ分からないことだと思うからです。
そして、例えばもし、ブログ初心者の人、または、ネットビジネス初心者の人が、ユーザーの興味のあるジャンルについてリサーチして決めたとしても、やはり、どうしても個人の思い込みが入ってしまう恐れがあります。そうなってしまうと、結局、どれだけ一生懸命時間を掛けて考えたジャンルでも成果が出ないという結果に終わってしまうことになりかねません。
そして、もう一つ私が思うことは、ユーザーの興味について言えば、どんなジャンルでもユーザーの興味が全くないジャンルはほとんどないということです。なぜなら、
(例えば)
●あなたが得意なこと
●あなたがこれまで継続してきたこと
●あなたが人にどれだけでも話し続けられてしまうこと
このような基準で選んだジャンルであれば、必ずあなたと同じようにそのことに興味のあるユーザーは存在するはずだと思うからです。
例えば「ラジコン飛行機」
例えば、「ラジコン飛行機」というジャンルを選定したとします。おそらく、世の中でラジコン飛行機をやったことがある人は、それほど多くはないでしょう。そして、今「ラジコン飛行機」という言葉を聞いて、需要がなさそうだなと思った人は多いと思います。
しかし、この「ラジコン飛行機」というキーワードの検索数を見てみてください。
月間検索数は、Yahoo!で1万6281件、Googleで1万3320件もあることが解ると思います。この結果を意外だと感じた人は多いのでないでしょうか。このように、一見ユーザーの興味がなさそうなジャンルでも、調べてみると検索数の多いジャンルはたくさんあります。
ですから、まずは、ユーザーの興味のことはあまり深く考えずに、あなたが「このジャンルならいける!」と思うジャンルを考えてみると、あまり深く悩まずにスムーズに決められるのではないかと思います。
【ジャンルを決めるポイント③】
- ユーザーの興味については、あまり深く考えない
- 「このジャンルならいける!」と思うジャンルを考える
まとめ
今回は、特化型ブログを作りたいと思っている人で、特に、ブログ初心者やネットビジネス初心者の人にとって、出来る限り簡単に効果のある特化型ブログが作れるように、SEOの視点から考えたジャンルの決め方について記事にしてみました。この記事が、ジャンルが決められないと悩んでいる人にとって、その悩みを解決するために少しでもお役に立てれば幸いです。